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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第16章 玉の輿
その夜…
圭子は屋敷の主である浅香 久をメイドの小部屋に迎え入れていた。
「どうだね?
息子の準は…やっぱり男色だったかね?」
社内のよからぬ噂を聞き付けて
社長である久は息子の準の動向を探るように圭子に頼んでいたのだった。
「残念ではございますが…」
圭子は断腸の思いで一枚のSDカードを久に差し出した。
「これは?」
「動画が録画されております…」
圭子が準の留守中に隠しカメラをベッド脇にセットしておいたのだ。
「決定的なシーンを録画しております…
しかしながら、あまり見ない方がよろしいかと…」
久に差し出す前に、圭子は自分一人で録画をチェックしたのだが、あまりの過激なシーンの連続に吐き気を催したのだった。
準が男色の道に落ちてしまった証拠の隠し撮りとはいえ、どうぞご覧くださいとは言えなかった。
「ふん!男同士でいちゃついておったか」
どうせ、興味本位で男を抱き寄せキスぐらいだと久は甘く考えていたのだ。
ノートパソコンにSDカードをセットして
起ちあがった動画ソフトをオンにする。
画面にはおぞましいシーンが再生された。
息子の準が嬉々とした表情で男性のフル勃起したペニスをしゃぶり始めたからだ。
「な、なんと!?」
久は動画を早送りして目を背けたいのをグッと我慢して早送り再生の動画をしっかりと見つめた。
やがて準は男の手によって射精させられ、
挙げ句の果てに、その猛々しい男のペニスを尻の穴で受け止めていたのだ。
音声をオフにしておいてよかったと
圭子は顔を真っ赤にしてブルブルと震える久の様子を見て自分の判断は間違っていなかったと思った。
もし、このシーンの音声を聞こうものなら
おそらく久はショックのあまり倒れていただろう。