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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第3章 お天気ねえさん、本格デビュー
「おはようございます!」
筆下ろしをしてあげてから
セックスの魅力にハマったのか
あれから何度もおま○こをしたので
股関節が筋肉痛だった。
いつもは夜明け前に自転車で局入りするのだけれど、
ペダルをこぐ足に力が入らずに
何度も転びかけた。
けれども、
大学時代に付き合っていた男以来のセックスなので
体は悲鳴をあげているけれど
心はとても充実していた。
「やけに元気がいいな
何か良いことでもあったのか?」
喫煙室で一服していたディレクターの木ノ下の後に続いて番組の打ち合わせに向かおうとすると、
「あ、そうそう。
お前はもう会議に出なくていいから」と
冷たく言い放った。
「えっ?私、やっぱりクビですか?」
昨日の番組で
遅刻してくるお天気コーナーのタレントの代役として
急遽、お天気コーナーをやらされたけれど
自分でも落ち込むほどにひどい出来映えだった。
局長や編成部長からは
スポンサーが上機嫌だったと誉めてもらったけれど
きっと、数少ない番組を見ていた視聴者から
苦情が来て手のひらを返すように「あいつはクビだ」となったのかもしれない。
泣きそうな顔をしていると
「何勘違いしてるんだ
局長や編成部長のお墨付きなんだ
今朝からは堂々とお天気コーナーをやればいい」と言われて
お前は会議に出るよりメイク室に行って徹底的にメイクしてもらってこいと信じられない言葉を頂いた。

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