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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第5章 ヘアメイクの八木沢くん
「ほら、早くぅ~
あんたさ、下のお毛けがぼうぼうだからみっともないのよ」
「えっ?見たこと…あるの?」
「一瞬だけね、あんたの股間はテレビに撮されて
茶の間に流れたわよ」
「テレビに…撮された?」
ハッと記憶がよみがえる。
スポンサーの浅香から、これを履くようにと命じられていると
木ノ下から手渡された例の紐パンツ…
陰毛が丸見えだったけど「大丈夫、上半身しかテレビに写さないから」と言っていたのに
一瞬とはいえ、ちゃんと股間を撮されていたのかと
圭子は愕然とした。
「あらやだ、股間を撮されているって、あんた知らなかったの?」
あんな早朝番組だから
ほとんど誰も見てないけれど、
視聴率が1%になったと木ノ下が喜んでいたっけ…
人口1億人の1%ってことは…
100万人に見られたって事じゃない!!
思わず圭子は卒倒しかけた。
「ちょっと大丈夫?
顔色が悪いわよ、体、冷えちゃったんじゃない?」
ほら、早くシャワーを浴びて体を温めないとね
そう言うと呆然とする圭子の下着を手早く脱がして
手を取るとバスルームに連れ込んだ。
「あんた本当に知らなかったのね」
瞬撮だけど、股間を写す事がスポンサーの条件だったらしいわよ
お天気おねえさんに抜擢された理由を
八木沢がご丁寧に教えてくれた。
「あら?ショックだった?
でもね、あなたのルックスがいいと
けっこう人気が出てきているのよ」
女冥利につきるわね
そう言いながら呆然としているのを良いことに
八木沢は手でシャボンを作ると、せっせと圭子の体を洗い始めた。