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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第7章 視聴率ダウン

早朝番組のためにスタッフが終結する。
前日には1%というこの時間にしては驚異的な数字を叩き出したので、スタッフの誰もが気合いが入っていた。

そこへ、八木沢が圭子と肩を並べて局入りしたものだから
誰もが「おいおい、同伴出勤かよ」と囃し立てた。
囃し立ててはいたものの、
圭子と八木沢が深い関係になったとは誰も考えもしなかった。

おネエ言葉を喋る八木沢だったので、
誰もが彼をゲイだと思っていたからだ。

「さ、気合いを入れてメイクをするわよ」

眠い目を擦りながら
八木沢は一生懸命に圭子にメイクを施すけれど
寝不足で疲れが顔に出ている圭子にいくら八木沢といえども
昨日のように美人に仕上げることが出来ない。

「ごめんなさいね…
もっとゆっくりと眠らせてあげれば良かったわね」

目の下のクマを消すために
どうしても厚化粧になってしまう。
少しバランスが崩れただけで
メイクお化けのようにとんでもない顔になってゆく。

おまけに髪の寝癖もひどく
髪が痛むほどにドライヤーを当てても
どうすることが出来なくて
仕方なしにポニーテールでごまかした。

「圭子ちゃん、これ、今朝の衣装だからね」

ADが持ってきた衣装は
とびっきりのミニスカートではなく
何てことはない膝が隠れるほどのノーマルスカートだった。

「いつものようにエロい下着を履かなくていいんですか?」

「それがさあ、スポンサー様から下着が届いていないんだよね~」

ホッとする圭子と違って
ADの男は圭子の艶かしいパンチラが見れないと
あからさまにガッカリしていた。

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