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童顔の青年
第14章 伸夫と隆
ただ優しいだけの正常な男だった…1番に気がつく相手かもと常に側に居てそれを誰かに話す事が無いようにして居たが結果気がついたのは最も警戒して居なかった彰だった…

運が良いのか悪いのか判断に最も困る相手でもある…

そしてその数日後メモを渡して居たテニスサークルの先輩から連絡があった…

伸夫「もしもし…はい…えっ?あっ…ども…」

前に話した事でもう一度話しを聞きたいと言う連絡だった…場所を確認してそこならと行く事にした…

舞子「この前言ってた偽物の彼女…どう言う人がいいのかなって…ちょっとだけ心当たりがあるの…」

伸夫「私生活には無干渉で大学内とたまのデートくらいだけその役をやってくれるなら誰でも…」

舞子「…ふうん…聞いてあげる…その人…ちょっと変な趣味の人だからエッチとかは出来ないと思うけど…それで良い?」

伸夫「…えっ…あっうん…でもなんで今になって凄い笑ってたから…」

舞子「…ただの気まぐれ…それじゃ駄目?」

伸夫「いえ…助かります…舞子さんなら分かって貰えると思って…」

舞子「!?どう言う事?」

伸夫「…えっと…雰囲気が…その…」

舞子「…良いわよ…言いにくい事なんでしょう?期待はしないで?」

伸夫「はい…ありがとうございます…宜しくお願いします…それとこれ他言無用でお願いして良いですか?」

舞子「もちろん…お互いに内緒の話し…だからここ選んでるんだから…」

ネットカフェのカップルシートに座っている…ちゃんと考えて話しをしてくれた事で安心してお願いした…裏でまさか彰が糸を引いているとは夢にも思っていない…

舞子は珍しく助けてあげてとお願いされて嬉しくてそう言う事が出来る人をずっと考えて居た…

昔絵美と毎日一緒だった頃先輩の中にそう言う人が居て勘違いされた事がある…絶対秘密だからと念入りに約束した後も自分達が漏らさないかを気にしている…

その先輩に声を掛けて見た…是非紹介して欲しいと言い寄って来る男を排除出来るからと…そしてこの即決に伸夫がどう言う趣味かも分かってしまい彰がそれを承知で友達になっていると…

しかし始めの頃違う感じで見て居たのにどこで確信に変わったのかと不思議だった…
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