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童顔の青年
第15章 舞子の男
彰「OK…じゃあ伝えておくよ…忙しいのに悪かった…頑張れよ!」

苦笑いして通話を切った…ピコンと音がして入れ替わりに大和が戻って来たらしく…

彰「なんだよ?もう隆いねぇよ?」

大和「分かってる…明日ちょっと付き合ってくれないかな?」

彰「良いけど…それ言うのに戻って来たのか?」

大和「…いや…けど…いいや…じゃ頼む…」

翌日大和と街に出かけ行きながら亜美の誕生日プレゼントを探しに行く時言う…そんなのは行かないと断ったが無理矢理連れて来られた…

大和「去年温泉行かせて貰ったろ?」

彰「ああ…言っとくけど無理だからな?」

大和「違うって…そん時も渡したんだけど…指輪を…」

彰「…で?」

大和「今年も渡すつもりなんだよ…違う指の奴を…その店オーダーメイドでデザインから作ってくれるらしいんだ…お前も作らないかと思ってさ…」

彰「??俺彼女なんていねえよ?」

大和「別に女に渡す必要ねぇだろう?ファッションだよ…多分お前が好きなんじゃねぇかと思ってさ…そのネックレス…市販のじゃないだろう?」

たまに付けているネックレスを指して聞いて来た…

彰「良く分かったな?これが市販のじゃないって…」

大和「まぁな…それ付けてる時はセフレに会いにいかねぇ日だろ…今日は付けているし…」

彰「そこまで気がついてたのか?全く他の奴らもだんまり決め込みやがって…」

大和「お前が秘密主義すぎんの…やるやらないは別で…店だけ付き合ってくれよ?デザインの参考も聞きたいし…それめっちゃいいしな…」

そう言って連れて言ってくれた店はチェーンや指輪諸々をオーダーメイドで作ってくれ素材も豊富に揃って居た…サンプルをめくりながら頭に浮かぶデザインをスケッチに落として行く…

大和「うわ…お前…マジで絵も上手くね?」

大和は店員さんに口頭で伝えて書いて貰って居たがふと隣の彰を見て覗いてそう言う…

彰「適当だから…」

そして2つで一つのブレスレットに加工して貰うよう結局お願いしてしまった…大和も満足の行く物が出来て注文して居た…

大和「クス…やっぱり買った…」

彰「小遣い殆ど無くなったじゃねぇか…」

大和「あれどうするんだ?」

彰「隆の後輩とその彼女にやるよ…隆の代わりに…そのつもりで作った奴だからな…」
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