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童顔の青年
第17章 約束…また!?
和美「彰くん…少し良い?」

同級生の和美が珍しく彰に声を掛けて来た…

和美は同級生の中ではそう目立つ存在でもないが眼鏡と服装など少し変えたら美人だろうと思っている人は殆ど居ないが彰はわざと隠しているとさえ思っていた…

その和美が人気のないところまで連れて来て…

和美「絵美先輩のマンション…何故来なくなったの?」

彰「!?いつの話し?彼女には彼氏居るし…」

和美「違う人も居たでしょ?私知ってたの…でもその後から彰くんおかしくなった…それは良いだけど…誰もいないなら私じゃ駄目?」

彰「…和美…そう言う子じゃないよな?それに相当前の話しなのに何で今頃そんな事言って来るんだ?」

彰は最近ずっとあった目線の主が目の前の和美だと思う…しかももう相当経った今になって…確かに周りから見たら彰は誰とも付き合っていないしそう言う関係も見えて来ない…

そしてそう言う誘いには乗らないのも周りの子達は良く知っている…にも関わらず昔だと言える事を口にしてまでそう言って来た…

和美「卒業までの短い時間でも良いから…お願い…もうずっと一人は嫌…」


和美曰く絵美や美保を見て居て凄く羨ましかったらしい…美保の安全確認をして居た事も知っているらしく…少しストーカーかと思う事もあったがたまたま友達が同じ大学に居て会いに行った時にたまたま見かけてその理由まで察したらしい…

彼女は作らない事は承知しているからあの人達のように彰と関われば自分もいい事があるかもしれない…だからお願いしますと真っ赤になって言う…

…またこのパターン…今度は同い年か…困ったなぁ…

彰「勘違いしてるけど…俺一応そう言うのには困ってない…」

和美「…私は駄目って事?」

彰「…駄目と言うより…和美はそんな事俺に言わなくても少し印象変えたら引き手数多だと思うけど?」

和美「…そう言う事じゃないの…ああ言うのは嫌い…お願い!」

ため息を吐いて…

彰「考えさせてくれるか?休み明け返事する部屋どこ?」

そう聞いて案の定絵美達が住むマンションの一室だった…階が違うだけ…そこまで聞こえるはずはないと思ったがとりあえずそう言って一旦保留にした…

成美には了解を取る必要はないので自分次第でどうにでも出来る…手を出すのは簡単だったが今ひとつ乗り気にならないので保留にした…
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