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官能能力者 あおい
第20章 休日のあおいちゃん
いや、あなたの担当って官能小説ですよね?
それはちょっと・・・。まあ、興味ないわけじゃないけど・・・・
たはは、と私はひとり部屋で、頬をかいた。

そんなわけで、本屋にやって参りました。

うわー!やっぱり、大きな本屋はテンションが上がるよね。

最近の本屋は雑貨を売っていたり、喫茶コーナーが充実していたりと、長居しても飽きないようになっている。確かに、本に囲まれて過ごすのも悪くない。

1階は話題の新刊や雑誌。
2階は生活関連。雑貨なんかも扱っている。
3階は文芸・芸術・人文学系書籍。
4階はコンピューター・ビジネス関連
5階は絵本や児童書、学習参考書
6階は医学や理系の専門書。
7階は工学

となっている。3階にはカフェもあるようだ。
私は何となく1階をぶらっとし、新刊をチェック。
新聞や雑誌で紹介されている話題の本が平積みになっている。
きれいな装丁の本がまるで博物館のように展示されていて、ただ眺めているだけでも楽しい。
2階の雑貨コーナーでは、ブックカバーやおしゃれなブックマーク(しおり)の他、傘や鞄、文房具なども豊富に売っている。

こういうところに来ると、委員長ってばどこに行くんだろう?
ふとした拍子に委員長のことを思い出す。
なにか食べていても、「これ、委員長と一緒に食べたいな」とか。
何かを見てても、「今度一緒に来たいな」とか。
本屋に来ても思ってしまう。
彼なら、どこに行くんだろう?

じっとフロアガイドを見る。
やっぱり6階だろうか・・・。

エスカレーターで医学・理系の書棚がある6階に。
そこは、1階、2階と違い、人も少なく、ややしんとした感じだった。
ひとつひとつの棚を眺めてみる。

科学全般、物理、化学、数学、鉱物、地質、生物・・・

分野ごとに難しそうで、硬そう(物理的にも内容的にも)な本が並んでいる。
こういうのがやっぱ好きなのかな・・・。

こうして、幾つ目かの書棚を過ぎたところで、ふと、視界の隅に見えた人影が私の目を奪った。

思わず棚の陰に隠れる。

あれって・・・、委員長じゃない?
そっと、覗いてみる。
やっぱり・・・。数学の棚の前でなにやら厚めの本を開いて立ち読みしている。

すっとその本を書棚に戻すと、委員長は私がいる方向とは逆方向に向かい、数学の書棚を離れた。
思わず、後をつけてしまう私。
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