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官能能力者 あおい
第20章 休日のあおいちゃん
背後から声をかけられ飛び上がるようにしてびっくりする私。
振り向くと、ストレートヘアに黒縁メガネ、びしっとスーツで決めた透子さんが立っていた。
「へ?透子さん?なんで?」
「あ!うれしーんだ!あおいちゃん、本当にあかつき文庫をチェックしてくれてたんですね!お、お目が高いですね!それは今、うちのレーベルでイチオシの秋吉じゅん先生の新作ですよ。」
「え、いや、ちが・・・」
私は顔を真っ赤にして抗弁しようとした。
「いやいやいや、良いのです。お姉さんは分かってます。
こういうのに興味があるお年頃ですよね?
その本もいいですけど、そうですね・・・あおいちゃんには・・・たぶん、こっちの方が興奮度合いとしてはよろしいかと。」
そう言って透子さんが差し出したのは、「羞恥教室ー淫らに開発される17歳」
ううう・・・違うのに・・・
私はぐいと透子さんの腕を引いてその場から離れる。
「あ、ちょっとちょっと」
等と言ってるがお構いなしだ。
あんなところで立ち話とか恥ずかしすぎる。
少し離れたところで、
「違います!あれは、委員長が!」
言ってしまって、ハッと口を押さえる。
「はい?それはどういうことですか?委員長が買った本だったとか?」
ううう・・・しまった。
結局、私は透子さんに事の経緯を話すことになってしまった。
「まあ、べつに不思議なことではないと思いますよ?年頃の男の子ですし、うちのレーベルのお客さんですので大歓迎です。」
なんのことはない、という表情で透子さんは言う。
「まあ、そうなんですけど・・・」
結局、私達はそのまま3階にある喫茶で話すことにした。
透子さんはレーベルの新刊販促イベントのために書店に来ていたらしい。
「そもそも、委員長はたまにあおいちゃんのことを見ながらすんごいド淫語を言っているんでしょう?それって、うちのレーベルのような小説がお好きだからじゃないかな?」
「ううう・・・そうなんでしょうけど・・・」
ちょっとどう考えていいかわからない。
男の子はそういうものだと、頭では理解していても、具体的、現実的な男の子が、しかも自分が好きな男の子が、そういう生々しい性欲を持っているっていうのは・・・なんか受け入れにくい。
振り向くと、ストレートヘアに黒縁メガネ、びしっとスーツで決めた透子さんが立っていた。
「へ?透子さん?なんで?」
「あ!うれしーんだ!あおいちゃん、本当にあかつき文庫をチェックしてくれてたんですね!お、お目が高いですね!それは今、うちのレーベルでイチオシの秋吉じゅん先生の新作ですよ。」
「え、いや、ちが・・・」
私は顔を真っ赤にして抗弁しようとした。
「いやいやいや、良いのです。お姉さんは分かってます。
こういうのに興味があるお年頃ですよね?
その本もいいですけど、そうですね・・・あおいちゃんには・・・たぶん、こっちの方が興奮度合いとしてはよろしいかと。」
そう言って透子さんが差し出したのは、「羞恥教室ー淫らに開発される17歳」
ううう・・・違うのに・・・
私はぐいと透子さんの腕を引いてその場から離れる。
「あ、ちょっとちょっと」
等と言ってるがお構いなしだ。
あんなところで立ち話とか恥ずかしすぎる。
少し離れたところで、
「違います!あれは、委員長が!」
言ってしまって、ハッと口を押さえる。
「はい?それはどういうことですか?委員長が買った本だったとか?」
ううう・・・しまった。
結局、私は透子さんに事の経緯を話すことになってしまった。
「まあ、べつに不思議なことではないと思いますよ?年頃の男の子ですし、うちのレーベルのお客さんですので大歓迎です。」
なんのことはない、という表情で透子さんは言う。
「まあ、そうなんですけど・・・」
結局、私達はそのまま3階にある喫茶で話すことにした。
透子さんはレーベルの新刊販促イベントのために書店に来ていたらしい。
「そもそも、委員長はたまにあおいちゃんのことを見ながらすんごいド淫語を言っているんでしょう?それって、うちのレーベルのような小説がお好きだからじゃないかな?」
「ううう・・・そうなんでしょうけど・・・」
ちょっとどう考えていいかわからない。
男の子はそういうものだと、頭では理解していても、具体的、現実的な男の子が、しかも自分が好きな男の子が、そういう生々しい性欲を持っているっていうのは・・・なんか受け入れにくい。