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官能能力者 あおい
第25章 えっちな合宿:事件の夜
「高島さん、よろしく」
佐々木さんが微笑む。背が高くて、見栄えがする人だ。私も一応ニコッとはしたもののどうしても森の中のことが思い出されてしまい、若干距離を取ってしまう。
当の佐々木さんが別に私にいやらしい視線を向けているわけではないのだけれども、なんとなく、気まずい。
佐々木さんは、やっぱり折木さんと組みたかったのだろうか?
ところが、佐々木さんの視線を辿っていくと、

「やった!結城先輩とペアだ!」
無邪気に喜ぶ新堂くん。結城さんは腕を組んでニコニコその様子を見ている。
「そうね、私達で柊ペアを倒し、賞品をゲットしましょう!」
等と言っている。

佐々木さんは結城さんを見てる?

んー?

折木さんの方はというと、委員長と向き合って、ちょうどペコリペコリとお辞儀をしあっているところだ。
委員長は心なしか、折木さんに対して緊張しているようにも見える。
まさか、委員長にもさっき私に言ったようなことはいっていないと思うのだが…。
まあ、そんなことがなくても、あのようなシーンを目撃すれば、当然意識してしまうだろう。

ちなみに折木さんは髪の毛をおろしたいつもの目隠しヘアである。

第1試合を始めようというとき、
「誰か鍵を預かっておいてくれないか?」
佐々木さんが言う。
確かに、卓球とかやっているとき、ポケットに鍵が入ってると邪魔だ。
女子は小さいバックを持っていたりするが、男子は無造作にポケットに突っ込んでいる。

「じゃあ、このテーブルの上においておきましょう」
結城さんが男子から鍵を預かり、テーブルに並べる。
特に意味はないのだろうけど、左から佐々木さんの202号室の鍵、同じく委員長の203号室、新堂くんの204号室、柊さんの102号室の順に置いた。そして、
「私のも置いとこうっと」
といって、佐々木さんの鍵の左隣に201号室の鍵を置いた。
「私も」
と、折木さんも置いたものだから、私も右に倣えで置くことにした。
さらに先生もそこに。

こんな感じで、結局、101号室から205号室までの鍵がテーブルの上に一列に置かれた状態になったのだ。

まあ、わかりやすくていいか。
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