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官能能力者 あおい
第25章 えっちな合宿:事件の夜
☆☆☆
ここからは物語の都合上、柊さん目線でお話を書きます。
急に起こった停電。ゲストの高島さんが階下に行って様子を見てくれるという。開いた扉の向こうがすぐ下りの階段だ。階段のところで高島さんと柏木くんが話をしている。
どうやら、一緒には来ないでいいなどと言っているようだ。
「柊くん、私ちょっと部屋に行ってくるね懐中電灯があったと思うんだ。あと、ちょっと生理的欲求も・・・」
結城が言ってくる。わざわざ『生理的欲求』なんて言わなくてもいいようなものなのに、いつもこいつは色気に欠ける。
結城はテーブルから鍵を一つ持ち出すと扉を出た。結城の部屋は左、トイレは右だ。
すぐに懐中電灯を持った状態で、今度は右に行く結城が見えた。
折木さん、佐々木、新堂くんは部屋にいる。須永先生はさすがに心配なのか、高島さんと一緒に階下に降りていった。
5分ほど経ったように思うが、まだ電気はつかない。
だんだん闇に目が慣れて、階段上に立っている柏木くんがちょっと落ち着かない様子になっているのが見えるようになってきた。
柏木くんは高島さんのことが好きなのかな?
まあ、ゲストに招くくらいだし・・・。
ぱっと電気が回復した。
オーナーか、高島さんのどちらかが成功したらしい。
更に数分が過ぎた頃、結城が手を拭きながら戻ってきた。
「やっとついたわね。鍵、返しておくわね」
ちらっとテーブルを一瞥する。結城が自室の鍵を置いているところだった。
その時だった、
「きゃー!!!」
階下からものすごい悲鳴が聞こえる。
みんな顔を見合わせる。突然のことに驚き、皆大急ぎで階下へ。
そして、脱衣場を開くと、
「誰もない・・・」
佐々木が脱衣場を見渡して言う。
「あおいちゃん!」
柏木くんが悲鳴にも似た声で更に奥の風呂場の引き戸を開く。
「あれ?」
そこには、
『したい』
という札をかけて、風呂場に横になっている高島さんの姿があった。
☆☆☆
ここからは物語の都合上、柊さん目線でお話を書きます。
急に起こった停電。ゲストの高島さんが階下に行って様子を見てくれるという。開いた扉の向こうがすぐ下りの階段だ。階段のところで高島さんと柏木くんが話をしている。
どうやら、一緒には来ないでいいなどと言っているようだ。
「柊くん、私ちょっと部屋に行ってくるね懐中電灯があったと思うんだ。あと、ちょっと生理的欲求も・・・」
結城が言ってくる。わざわざ『生理的欲求』なんて言わなくてもいいようなものなのに、いつもこいつは色気に欠ける。
結城はテーブルから鍵を一つ持ち出すと扉を出た。結城の部屋は左、トイレは右だ。
すぐに懐中電灯を持った状態で、今度は右に行く結城が見えた。
折木さん、佐々木、新堂くんは部屋にいる。須永先生はさすがに心配なのか、高島さんと一緒に階下に降りていった。
5分ほど経ったように思うが、まだ電気はつかない。
だんだん闇に目が慣れて、階段上に立っている柏木くんがちょっと落ち着かない様子になっているのが見えるようになってきた。
柏木くんは高島さんのことが好きなのかな?
まあ、ゲストに招くくらいだし・・・。
ぱっと電気が回復した。
オーナーか、高島さんのどちらかが成功したらしい。
更に数分が過ぎた頃、結城が手を拭きながら戻ってきた。
「やっとついたわね。鍵、返しておくわね」
ちらっとテーブルを一瞥する。結城が自室の鍵を置いているところだった。
その時だった、
「きゃー!!!」
階下からものすごい悲鳴が聞こえる。
みんな顔を見合わせる。突然のことに驚き、皆大急ぎで階下へ。
そして、脱衣場を開くと、
「誰もない・・・」
佐々木が脱衣場を見渡して言う。
「あおいちゃん!」
柏木くんが悲鳴にも似た声で更に奥の風呂場の引き戸を開く。
「あれ?」
そこには、
『したい』
という札をかけて、風呂場に横になっている高島さんの姿があった。
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