この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
官能能力者 あおい
第27章 えっちな合宿:殺したいほど愛している!?
ことの発端は、朝食後のコーヒーブレイクだった。

柊さんと新堂くんは早々と捜査に出てしまった。
なので、ダイニングには、私と委員長、結城さん、佐々木さん、そして、折木さんがいた。
私達がコーヒーを飲んでいると、佐々木さんがしきりに結城さんにアプローチをしている。

「一緒に2階の捜査にいかないか?」だの
「外部犯の可能性があるかもしれないから、庭を見るのを手伝ってほしい」だの。

そういえば、佐々木さんは昨日の懇親会のときも男女ペアを提案したりしていた。
あのときは折木さんとペアになることを狙っているのだろうかと思っていたが、どうも違うらしい。度々見せる態度や視線を見ると、どうも、佐々木さんがお近づきになりたいのは結城さんのようだ。

昨日は少し遠慮がち、だったが、今日はだいぶあからさまだ。
まあ、別に誰が誰を誘おうといいのだが、昨日のあの激しい逢瀬を見てしまった以上、折木さんの前で違う女性にアプローチをする神経がわからない。

ちょっとムカムカしてくる。

ただ、幸いなことに、結城さんは全く相手にしておらず、
「そうねー」「私は私で考えたいから」
などと適当にあしらっていた。

そして、うるさくつきまとわれるのが煩わしくなったのか、結城さんもコーヒーを飲みかけのまま残して部屋を出てしまった。

佐々木さんはあからさまにつまらなさそうな表情で、カップのコーヒーを飲み干すと、こちらや折木さんを一瞥することもなく、部屋を出てしまう。

あとには私達と折木さんが残される。
なんか気まずい。昨日廊下で言われた「見られちゃいましたね」があるので余計だ。
見た感じ、折木さんは今目の前で起きていた出来事を気にしている素振りを見せない。
「そういう『設定』だから」
だろうか?

私達もコーヒーを飲み終わったし、どこを調べるかについて検討がついたので、部屋を出ることにした。
折木さんは、一人、ダイニングに残っている。
そのカップにコーヒーはなかったように見えた。
/313ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ