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官能能力者 あおい
第28章 えっちな合宿:彼女のジジョウ
すると、委員長の手がにゅっと出てきて、私の手を掴み、ぐいっと扉の中に。

いや♡
まだ心の準備が!

「し!静かに」
委員長が唇に人差し指を当てる。そのままベッドに・・・ではなく、委員長が扉の方に、そこで外をうかがう。

え?

「あおいちゃん!僕がいいよって言ったら、階段を降りて、脱衣場に行ってほしい。できるだけ、ゆっくり歩いてほしいんだ。」

え?え?

委員長がこっちを向いて、「よし、今だ!」と言って、廊下に駆け出していく。

え?え?え?

頭の上に疑問符が盛大に飛び交う。
どういうこと?
混乱したまま、とりあえず、言われたとおりにしてみる。
扉を出て、右手の階段を降りる。
できるだけ、ゆっくり。

この建物は意外と天井が高いので、階段も長い気がする。それに狭い面積に作っている階段なので、若干急なので、まあ言われなくてもゆっくり降りることになる。
ええと、脱衣場は階段降りて左だよね・・・。
まさか、脱衣場で・・・する気?

脱衣場の扉を開ける。
すると、眼の前に若干息を弾ませた委員長がいる。

「え?なんで?」
私は後ろを振り返る。え?階段から私そのまま来たよね?
委員長に追い越されていないよね?
一階に来るにはこの階段しかないはずなのに?

へへへ、と委員長は得意顔だ。
「これが今回のトリックだ。昨日、あおいちゃんは停電になったときに下に行ったよね。真っ暗だったし、スマホの明かりしかないから、ゆっくり降りることになったはずだ。」

え?これってまさか?
まさか・・・
あんなに必死に考えたのに?どきどきして、にやにやしてきたのに?
もしや、もしや・・・

「犯人は少なくともこの方法で、あおいちゃんが脱衣場についた直後ぐらいにはここにこれ・・・って?
あれ?あおいちゃん?なんか怒ってる??」

むかむかむかむかむか!

「委員長の!!ばかあ!」

推理の実験のために呼んだのかー!!!
紛らわしいことすな!

肩で息をするほどの大声で叫ぶ私。

もう、ばかばかばかばかばかばか
ぼくねんじん

「もう知らない!」

脱衣場を飛び出し、部屋に駆け込んでしまった。

「え?・・・あ、えー?!」

後には、一人わけも分からず取り残される委員長が・・・。

こうして、合宿2日目の夜は平和に(?)過ぎていった。
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