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官能能力者 あおい
第6章 林間学校で輪姦しないで
ガラス細工の後、すこし時間が余るので、近くの湖畔でボート遊びの予定が入っている。
このボート遊びはなぜか美結の推しプログラムだ。

なんで?と思っていたが、今、その意図がわかった。
ボートが二人乗りじゃあないですか。

知らんかった・・・。

「じゃーん!」
と美結が右手を突き出す。
グーになっている手にはこよりのようなものが5本。
「くじ引きにしよう。同じ色のついたこよりを引いた人がペアね」

ええええ!

「美結ちゃん、男女で分けたほうが・・・。」
明日香もオロオロしている。そうだよね、心の準備が!!
「えーつまんないじゃん!くじで女同士になったらそれはそれだけどさ!」
さあさあと、明日香の前にぐいと拳を突き出す。
渋々と明日香が引くと、こよりの先っぽが赤く染まっている。
「はい、じゃあ次!渡邉!」
そのまま拳を隣の渡邉の前に移動。
渡邉がどれにしようかな、と選んだのは・・・赤!
ちらっと見ると、明日香が耳まで赤くしている。
すごい、神様!粋だ。

そして、美結はぐるっと身体を回転させて私の方に拳を突き出す。
残りのこよりは3本・・・。うーん。よし!
私が引いたのは青く染まっていた。
「じゃあ、次は柏木ね」
隣りにいる委員長が特に選ぶでもなく引く。青。
え?青?
ええええ!!!

「オーケー!オーケー!!悲しい1人ボートは私ってわけね!」
美結は残ったこよりをポイと投げ捨てて、さっさとボート乗り場へ。
次にバスケ君、それから、耳まで茹で上がった明日香。
委員長、私と続く。私の顔がゆだってませんように・・・。

先にボートに乗った委員長が私に手を差し伸べてくれる。
ちょっとだけ、躊躇したが、その手を掴むことにした。
意外と、しっかりした、男の人の手って感じだ。
私が飛び乗ると、ぐらりとボートが揺れた。
「きゃ!」
思わず、委員長の肩にしがみついてしまった。
「大丈夫?高島さん・・・?」
ゆったりとした優しい声。

体勢を整え、やっとボートを漕ぎ出せた。
1人で乗っているせいか、すでに自在にボートを操っている美結がぐるっと迂回してわたしたちの方に来た。

にまりにまりと笑っている。
まるで、こうなることが最初からわかっていたかのようだ。
いや、分かっていたのでは?
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