この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
官能能力者 あおい
第6章 林間学校で輪姦しないで
良く思い出してみる。
美結は最初右手で5本のこよりをもっていた。
そして、振り返って・・・あれ?あれって左手じゃなかった?

そういうことか!!
美結は右手に赤いこよりを5本、左手に青いこよりを3本持っていたのだ。
そうして、まず右手のくじを明日香、バスケ君に引かせ
ぐるっと回転したときに手をすり替えて左手のくじを私と委員長に引かせた。
そして、最後の青いこよりは投げ捨てて証拠隠滅を図ったのだ。

うぬぬぬ。謀ったな!
私はぐっと美結を睨む。
美結はバレたのが分かったとみえ、わざとらしく視線をそらして見せる。
これがしたかったのか、美結よ!

「どうしたの?高島さん?」
「あ、あおいでいいよ」
「え?」
しまった、つい、美結に気を奪われて口が滑ったぁ!
「え、じゃあ、あおい・・・ちゃん・・・」
素直に従う委員長。若干顔が赤い気がする。
えーん、どうしよう・・・。

「あ、あれ、すごい、きれい」
私はわざとらしく話題をそらす。
「本当だね・・・」
目を眇めて、委員長も同じ方を見る。目にも鮮やかな緑に包まれた丘。
適当に言ったけど、本当にきれいだ。

・・・・・。
話題が続かない。

「ねえ、あおい、ちゃん」
ぎこちなくも、懸命に名前呼びをしてくれる委員長。
「身体は大丈夫?具合悪くない?」
「え?」
ぱちくり。別に朝から快調ですが?
「なら、良いんだけど。ほら、教室でもたまに眉間にシワを寄せていたり、急に外に飛び出していったりするし。運動会のとき、二度も倒れたし・・・」
ああ、心配してくれていたのか・・・。
ちょっと嬉しくなった。

『いつも見ているので、ピンチの時はわかるのです!』

本当に、ずっと見ていてくれているんだ。
ただエロいだけじゃないんだね・・・。(これは余計か?)

「大丈夫だよ。普通。私、結構、健康よ」
それに、クラスで急に眉間にシワが寄ったり、突然出ていく羽目になっている理由のおそらく9割は君のせいだし。(これも余計か)

「なら良かった」
安心したように委員長が笑う。
あれ?そういえば、二人きりになって、じっと見られているのに、全く性感がない。
それに、考えてみれば、委員長からはいつも「声」だけだ。触られている感じは、感じたことがない。

なんで?
/313ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ