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官能能力者 あおい
第6章 林間学校で輪姦しないで
「・・・でさ、ブルーフォレストっていう店があるらしいんだけど、そこのお洋服はご主人の手作りで、とても素敵なのです。私はそれを見ようかと」
明日香が言う。
「えー、私は親戚一同のお土産買わなきゃいけないからな・・・」
みんなこの後のショッピングについて話している。
「俺と、柏木はアウトレットのほう行くつもりだけど、女子はこねーの?」
バスケ君はやっぱりスポーツ用品が気になるみたい。
「あお・・・高島さんは?」
委員長が聞いてくる。え?いま「あおい」って言おうとした?
それだけでキュンとしてしまう。
だめだ〜。直視できない・・・。
「あ、あたしは・・・明日香と行こうかなー」
特に何も決めていなかったが、ここで、「アウトレット行っちゃう!」と言えるほど、恋愛慣れしてはいなかった。
「ふーん、じゃあ、午前中は3つに分かれて行動だね。」
美結がまとめる。さすがの美結も昨日のような無理やりなカップリングはしないらしい。
「集合は11時30分に昼食会場でいいかな?」
さすが委員長。しっかり押さえるところは押さえてくる。
「分かった」
明日香と私はうなづく。心なしか、明日香の顔に未練がましいような気配が浮かんだ気がしないでもなかった。

朝食後、移動し、市街まで来た。
なんか、今日は調子が狂う。いつもなら、「自分がHな目で見られるんじゃないか」って不安になるところ、「自分がHな目で委員長を見ちゃうんじゃないか」って気にしてしまっている。
委員長からも変な視線は感じない。
何かムラがあるのかな?そうだよね、そんなに四六時中、Hなこと考えるわけじゃないんだよね。
なんか、普段は「そんな目で見るな!」と、否定的に思っていたこの能力だけど、今はちょっとだけ、ほんのちょっとだけだけど、「もっと見て欲しい」って思っちゃってる。

そうそう、こんな風に感じたいのに・・・。

え?!

じっとりと尻を撫で回す感触。背後から抱きすくめられ、胸を揉まれている??

はっとして委員長を見るが、委員長はバスケ君と話していて、こっちを見ていない。
私は頭を巡らし、見回す。
すると、街路樹によっかかり、くちゃくちゃとチューインガムかなにかを噛みながら、ジッとこっちを見ている男がいた。

耳にピアスをしている。昨日の革ジャン野郎じゃないか!
まだいたか、お前!
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