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官能能力者 あおい
第3章 淫語の時間
最初は戸惑うばかりだったこの能力についても、1ヶ月くらいすると少しずつわかってきた。

最初、私はこの「能力」は自分の妄想だと思ったのだ。
イケメンを見て、ついつい妄想して、勝手に感じてしまう♡、みたいな。
でも、違う。
明らかに周囲に人がいるときにしか起こらない現象なのだ。

つぎに思ったのは、ちょっと信じられないけど、一種のテレパシーかもと思った。
人が考えていることをキャッチしてしまい、それで感じている、と。
それが証拠に、「ううう・・・」と違和感(えい、もういい!性感だよ!!)を感じたときに、その場を離れると感覚が急速になくなることがあったのだ。
つまり自分のテレパシーの受信範囲を越えた、と思ったのだ。

でも、何回か性感を体験するにつれて、これもどうも違うと思った。
場合によってはちょっと横にずれるだけでも感覚が消えるし、場合によってはだいぶ動いてもしつこくアソコをまさぐられ続けることもあった。

そして、気付いたのだ。

ああ、これは視線だ。
誰かにエロい目で見られていると私は物凄く感じてしまうのだ。
そして、おそらく、襲われる性感は、その視線の持ち主がイメージしていることなのだ。

幸か,不幸か、この能力は相手のエロい視線でのみ発動するみたいだった。
これがもし、殺意とかにも反応していたら、私は今頃おちおち外を歩けない身になっていただろう(まあ、そんなに殺意を持って私を見る人がいるとは思えないが、やはり怖いじゃない?)

この事がわかってから、ちょっとはこの能力に対処できるようになった。
性感を感じたら、とりあえずその発信源を特定(こっち見ているからすぐわかる)
そして、その人から自分の身を隠す。
そうすれば、逃れられるのだ。

対処法がわかって、やっと少し落ちついた。
結構、世の中にはエロいこと考えて人を見ている人がたくさんいるみたいだった。

特に通学中。電車が一番つらい。
ほんっとうに、痴漢をしないってだけで、世の男どもは何を考えているんだ!
胸を揉まれる、尻を撫でられることはしょっちゅうだったし、この間などは、いきなり脇の下を舐め上げられて、「ひゃん!」と声が出てしまい、えらい恥ずかしい目にあった。
アソコに指が入ってくることなど日常茶飯事だった。
えーん、処女なのに〜。
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