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官能能力者 あおい
第7章 ときめき♡キャンプファイアー
これは、本当に、バスケ君も明日香のことが・・・。
いやいや。明日香ばかりを見ているわけにはいかない。私だって助けられたんだもん。
私は委員長の手を・・・取りたかったけど、やっぱり取れず、服の袖口をきゅっと掴むのが精一杯。
それでも、委員長は私の方を見てくれる。
周囲は明日香の告白劇に夢中で、私達はちょっとした集団の死角になっていた。
委員長が優しい目で私を見る。
その目で見つめられるだけで、ほんわりと優しい気持ちになる。
これは性感?違うよね・・・。
「あの・・・」
色々言いたいことがあるのに言葉にならない。
その手に触れたいのに腕が伸ばせない。
もっと近づきたいのに凍り付いたように足が動かない。
「あおい・・・ちゃんも、大丈夫?」
委員長の声。
私を気遣ってくれる言葉。
「うん・・・」
うなづくのが精一杯だった。
そのとき、委員長がぐいと私の手を引いた。
え?
そのまま暗い森の脇道へ。
「え?ちょ・・・柏木くん?」
私はびっくりして、そして、力強い委員長の腕の力に少しキュンとしながら、いっしょに森の中を進む。
本道から少し離れ、同級生たちの喧騒が遠のいたところで、委員長は止まった。振り返って私をじっと見つめる。
手はぎゅっと握られたままだ。
「・・・柏木くん?」
私も委員長の目を見る。
唇に、やさしい感触。
あたたかい、ついばむようなキス。
ううん。これは現実じゃない。
委員長が視線に乗せてきている想い。
ふんわりと肩から背中に包まれる感触。
あたたかい・・・。
髪の感触、耳に触れる吐息の感覚。
胸と胸がふれあい
薄い布をとおして、互いの鼓動が伝わる
委員長の視線が、優しく私を包む。心の奥まで染み込むような温かい気持ち良さ。
ああ・・・もどかしい。
触れてほしいよ。
私も触れたいよ。
もっと、近くに、もっともっと・・・
この服も、何もかも脱ぎ捨てて、もっと近くに、もっと奥まで・・・。
いやいや。明日香ばかりを見ているわけにはいかない。私だって助けられたんだもん。
私は委員長の手を・・・取りたかったけど、やっぱり取れず、服の袖口をきゅっと掴むのが精一杯。
それでも、委員長は私の方を見てくれる。
周囲は明日香の告白劇に夢中で、私達はちょっとした集団の死角になっていた。
委員長が優しい目で私を見る。
その目で見つめられるだけで、ほんわりと優しい気持ちになる。
これは性感?違うよね・・・。
「あの・・・」
色々言いたいことがあるのに言葉にならない。
その手に触れたいのに腕が伸ばせない。
もっと近づきたいのに凍り付いたように足が動かない。
「あおい・・・ちゃんも、大丈夫?」
委員長の声。
私を気遣ってくれる言葉。
「うん・・・」
うなづくのが精一杯だった。
そのとき、委員長がぐいと私の手を引いた。
え?
そのまま暗い森の脇道へ。
「え?ちょ・・・柏木くん?」
私はびっくりして、そして、力強い委員長の腕の力に少しキュンとしながら、いっしょに森の中を進む。
本道から少し離れ、同級生たちの喧騒が遠のいたところで、委員長は止まった。振り返って私をじっと見つめる。
手はぎゅっと握られたままだ。
「・・・柏木くん?」
私も委員長の目を見る。
唇に、やさしい感触。
あたたかい、ついばむようなキス。
ううん。これは現実じゃない。
委員長が視線に乗せてきている想い。
ふんわりと肩から背中に包まれる感触。
あたたかい・・・。
髪の感触、耳に触れる吐息の感覚。
胸と胸がふれあい
薄い布をとおして、互いの鼓動が伝わる
委員長の視線が、優しく私を包む。心の奥まで染み込むような温かい気持ち良さ。
ああ・・・もどかしい。
触れてほしいよ。
私も触れたいよ。
もっと、近くに、もっともっと・・・
この服も、何もかも脱ぎ捨てて、もっと近くに、もっと奥まで・・・。