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官能能力者 あおい
第12章 官能テレパシスト 透子!?
透子さんの強引な誘いを断れず、私は彼女といっしょに駅近のカフェに入った。
透子さん自身は朝ご飯をしっかり食べてきたということで、コーヒーのみ、私は、まあ、お言葉に甘えて、そのお店の季節のパフェである「ブラウンシュガーとチョコレートのパフェ(1620円)」を頂くことにした。

メニューを指差したときの透子さんの表情がやや引きつっていた気がしたが、まあ、気にしないどこう。

早速にパフェが運ばれてくる。
背の高いグラスに幾段も積み上げられた生クリーム、フルーツソース、マシュマロやナッツ。グラスからあふれんばかりのアイスクリームとそれを彩る3種のチョコレート。仕上げにブラウンシュガーがおしゃれにふるってある。

おいしそう・・・。

勿論私も朝ご飯は食べてきたが、コレは別腹である。
透子さんは私が「うわー」とか「おいしー」とか言いながら食べる姿をニコニコと見つめる。

「さすが、若いわねー。ええと・・・そういえば、お名前は?あ、わたしが名乗ってなかったわね。私、こういう者です」

妙にかしこまり、透子さんはバックからシンプルなシルバーの名刺入れを取り出すと、慣れた様子で私に名刺を示した。

『公英社 書籍編集部
 あかつき文庫担当
  藤宮 透子   』

ふーん。出版社さんなのか・・・知らない会社だし、知らないレーベルだなあ。

「私は、高島あおいです」
一応、相手がきちんと名乗ったので、私も名乗る。

「あおいちゃんですね。それでは改めまして・・・」

がばっ、と透子さんは机に這いつくばるようにして頭を下げた。

「この度は、本当に申し訳ありませんでした!!!
 私、自分にあのような能力が目覚めるなど、夢にも思わず、
 あ、いきなりじゃ意味不明ですよね?
 私もついさっき分かったのですが、私には超能力?というか、不思議な力が目覚めちゃったようで、手を使わずに人に触れられるというか、なんというか・・・」

しどろもどろになる透子さん。

「で、その、その能力をつい、あおいさんに悪用してしまい、あのような、非常にハレンチな行いを・・・!」

両手で顔を隠す。
耳まで赤い。

これがさっきまで妖艶に私を責めていたお姉さんと同じ人間だろうか・・・。
いや、それよりも、「私の能力」って・・・?
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