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官能能力者 あおい
第12章 官能テレパシスト 透子!?
「素晴らしい!!」
「へ?!」
透子さんは身体をぐっと前に乗り出して、私の手を両手で包み込む。
「私、さっきの駅で思ったんです!
 『あ、これ、いける!』って
 そうそう、私の担当しているあかつき文庫というのは弊社の官能小説ジャンルでして、
 私も何人か担当している作家さんがいるんですけど、実は自分でも書いてまして
 それで、ピンときたんです、そう『官能テレパシスト 透子ー嗜虐の目覚め』
 ある日視線で人を犯す能力を手に入れたOLがその能力を使って、幼気な女子高生に性の快楽を教え込んだり、清純な人妻を性欲の沼に沈めたり・・・♡
 いけると思いません?
 ああーでも、そうか、あおいちゃんの能力だと、テレパシストじゃないんですね、じゃあ何かな?『官能能力者 あおいー被虐の目覚め』かしら?
 これはこれで・・・。うん。清純な女子高生が官能能力に目覚め、次第に性の喜びを知り、被虐心に目覚めていく・・・いいかも!!どうでしょう!」
「と、透子さん、声、抑えて!!」
はっと口を押さえる透子さん。そっとあたりを見回すと、何人かが不審そうな目でコチラを見ている。
かーっと顔を赤らめて下を向く。
長い髪で顔はよく見えないが、肩が小刻みに震えているので相当恥ずかしがっているようだ。
安心して、私も超恥ずかしいから・・・。
真っ昼間のカフェで大声で「性の喜び」とか言わないで欲しいよ・・・。

なんか、この人、興奮すると止まらなくなっちゃんだな・・・。

「ま、そういうことなので・・・私の力のせいでもあるし、えっと・・・気にしなくていいっていうか。そ、そろそろ帰りますね、私。制服も洗わなきゃですし」

そう言って、私はいそいそと立ち上がる。
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