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官能能力者 あおい
第14章 大切なこと
「あ、そろそろ帰らないと・・・」
「え、あ、はい。そうですね。遅くなりましたものね・・・。すいません。お家の人大丈夫ですか?」
「ええ、母には遅くなるかもって言ってあるので」
とりあえず、私は脱がされた服を身に着け、帰り支度。
リビングは食べ散らかしたままだったので、片付けましょうか?と言ったのだが、透子さんは自分が片付けるからと譲らなかった。
そして、暗くなってきたので、と駅まで送ってくれることになった。
「ごめんなさいね・・・」
まだ言ってる・・・。そうとう自分でもショックだったんだろうなー。
「もういいですって。それに、なんか、良かったし」
「良かった?」
まじまじとその言葉を繰り返されて、ちょっと、あっと思った。
「あ、いや、その、えっちがーとかじゃなくて、透子さんが私のこといっぱい褒めてくれたから、なんか自信がついたっていうか・・・」
私は、言いながらちょっと恥ずかしくなってうつむいてしまう。
透子さんは、ふふっと笑う。
大人のお姉さんモードの顔だ。
「本当に、そう思ったから言ったんですよ?思ったとおりに。
話すと分かります。あおいちゃんは色んな人を大事にできるし、明るくて、前向きで、周りの人を元気にできる素敵な人です。
だから、きっと、うまくいきます。
好きな人と、もっともっと、仲良くなれます。これ、絶対です」
そういって、とびきりの笑顔を見せてくれる。
駅が近づいてくる。
じゃあ、ここまでねーと透子さん。
きゅっとハグしてくれる。
ふんわり、あったかい気持ちになる。
顔を上げたときの、駅の灯りに照らされた透子さんがなんか素敵で可愛くて、
私はもう一度キュッと自分から抱き着いた。
「透子さん、私も、いつか、透子さんみたいな、すてきな大人になりたいです!」
その素敵な大人が褒めてくれたんだ・・・
それは私に大きな自信をくれた。
名残惜しいけど、帰らなきゃ。
私は手を振りながら、振り返り振り返り、改札を通る。
透子さんもずっと手を振ってくれる。
「あおいちゃーん!これに懲りずに、また来てね!!!」
私も、応えるように大きく手を振る。
いろいろあるけど、なんか、なんか、頑張れる気がする!
「え、あ、はい。そうですね。遅くなりましたものね・・・。すいません。お家の人大丈夫ですか?」
「ええ、母には遅くなるかもって言ってあるので」
とりあえず、私は脱がされた服を身に着け、帰り支度。
リビングは食べ散らかしたままだったので、片付けましょうか?と言ったのだが、透子さんは自分が片付けるからと譲らなかった。
そして、暗くなってきたので、と駅まで送ってくれることになった。
「ごめんなさいね・・・」
まだ言ってる・・・。そうとう自分でもショックだったんだろうなー。
「もういいですって。それに、なんか、良かったし」
「良かった?」
まじまじとその言葉を繰り返されて、ちょっと、あっと思った。
「あ、いや、その、えっちがーとかじゃなくて、透子さんが私のこといっぱい褒めてくれたから、なんか自信がついたっていうか・・・」
私は、言いながらちょっと恥ずかしくなってうつむいてしまう。
透子さんは、ふふっと笑う。
大人のお姉さんモードの顔だ。
「本当に、そう思ったから言ったんですよ?思ったとおりに。
話すと分かります。あおいちゃんは色んな人を大事にできるし、明るくて、前向きで、周りの人を元気にできる素敵な人です。
だから、きっと、うまくいきます。
好きな人と、もっともっと、仲良くなれます。これ、絶対です」
そういって、とびきりの笑顔を見せてくれる。
駅が近づいてくる。
じゃあ、ここまでねーと透子さん。
きゅっとハグしてくれる。
ふんわり、あったかい気持ちになる。
顔を上げたときの、駅の灯りに照らされた透子さんがなんか素敵で可愛くて、
私はもう一度キュッと自分から抱き着いた。
「透子さん、私も、いつか、透子さんみたいな、すてきな大人になりたいです!」
その素敵な大人が褒めてくれたんだ・・・
それは私に大きな自信をくれた。
名残惜しいけど、帰らなきゃ。
私は手を振りながら、振り返り振り返り、改札を通る。
透子さんもずっと手を振ってくれる。
「あおいちゃーん!これに懲りずに、また来てね!!!」
私も、応えるように大きく手を振る。
いろいろあるけど、なんか、なんか、頑張れる気がする!