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官能能力者 あおい
第4章 女性専用電車とはいえ安心できない
私は読みかけの小説を取り出した。
しばらく読んでいると、ビクン!と身体が跳ね上がった。声が出そうになるのを必死に抑えた私はえらい!

何が起こったって?
すごくダイレクトな刺激が襲ってきたのだ。
両の乳首とクリトリスの三点に。しかも、急激に。
こんな刺激のされ方を今までしたことがなかった。いままでは、ジットリと撫で回されたり、乳首を舐め上げられたり、吸われたりと、徐々に性感が高まるような刺激ばかりだったのだ。
だが、今日は違う。
いきなり快感の核心をついてくるような鋭く、それでいて甘美な刺激、、、

っていうか、誰?ここ女性専用車両じゃない?

そう、うぶな私は知る由もなかったのだ。
世の中には女性を性的対象に見る女性もいるのだ。いわゆるレズビアンというやつです。
私は快楽の三点蕾に的確に与えられる刺激に耐えながらも、周囲を見回した。
誰?誰?誰?

そして、真正面に座っている真っ黒なストレートヘアにメガネに紺のスーツ姿という、司書の先生です、と言われても納得してしまいそうな、いかにも生真面目そうな女性が、こちらをじっと見ているのに気付いた。

えええ!あなたですか〜。

たしかに良く見ると、口角がやや上がり気味で、頬も少し紅潮しているようです。目も若干うるうるしている。(ちょっとかわいいかも♡)
完全に妄想で私にいたずらしている人の典型的な表情です。

ううう・・・、これやばいかも・・・。

そんな観察をしている間にも、緩急をつけた乳首、クリへの刺激はやみません。
そして・・・

「あああ、そこは・・・」

お尻の穴・・・。
お尻の穴の入り口をクリクリと指、これはおそらく小指?で、ほじくられている感じがする。だめだめだめ・・・、そこは勘弁して〜

私は必死に願うけど、そんなことが通じるわけもない。
それに、感触からして、何かローションのようなものがついているみたいな指はにゅるにゅると私の肛門を犯していく。

あううううああああ
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