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官能能力者 あおい
第17章 ダブル♡デート 映画編
予告番組が始まる。スクリーンを流れる様々な映画の予告編。
「わ!これ今度見てみたーい!」
「お、じゃあまた来ようか」
などと盛り上がる明日香とバスケ君。
「あ、あおいちゃんは、こういうの好き?」
かろうじて委員長がぎこちなく聞いてきたのは、和製ホラーの予告編。
「いやあ・・・怖いのはちょっと・・・」
私が答えると、委員長はハッと画面を見て、明らかに失敗した〜という顔。
いや、委員長、あなた絶対画面見ないで言ったでしょう?
「そ、そうだよね。あまりホラーとか好きそうじゃないよね?」
「か、柏木君は、こういう映画はどう?」
と言って、画面を見ると、そこでは、裸の男女の濃厚なベッドシーンのカット。
ち、ちがう、ちがうのよ!!!
私もまた、画面を見ずに言ってしまっていた。
どうやら、大人のラブサスペンスというジャンルの映画だったようだ。
「え、あ、ああ、こういうの?き、嫌いじゃないよ?あおいちゃんも?」
「わ、たしも、嫌いじゃないです・・・」
ぎこちなさ過ぎる・・・。
映画の上映が始まる。
ストーリーは天才数学者と幼馴染の女性とのサスペンス+ラブストーリーのようだ。
数学者はその頭脳故に国の情報機関にスカウトされる。それをなんとか阻止しようと幼馴染の女性は奮闘するが、ついに遠く離れた国に連れて行かれてしまう。
そこで、数学者は頭脳を駆使して閉ざされた政府機関から脱出し、その女性のもとに行こうとするーという感じだ。
謎解きなんかもあり、結構面白い。
私も委員長もいつしか、じっと見入ってしまった。
場面は数学者が政府機関のコンピューターに侵入するために、パスワードを聞き出すための策略を進めているところ、後一歩というところで政府幹部に気づかれてしまう。
ああ、どうなるの!?
そのとき、ふわっと私の左手に誰かが手を乗せてくる感じがした。
え?委員長?
そう思って、左隣をみるが、委員長の手は膝にあるまま。
自分の手には誰も触れていない。
なのに、明確に誰かが手を握っている感じがする。
?なにこれ?
訝しく思っていると、握られた手が持ち上げられ、委員長の手に近づけようとする力が働く。
え?え?どういうこと?
「わ!これ今度見てみたーい!」
「お、じゃあまた来ようか」
などと盛り上がる明日香とバスケ君。
「あ、あおいちゃんは、こういうの好き?」
かろうじて委員長がぎこちなく聞いてきたのは、和製ホラーの予告編。
「いやあ・・・怖いのはちょっと・・・」
私が答えると、委員長はハッと画面を見て、明らかに失敗した〜という顔。
いや、委員長、あなた絶対画面見ないで言ったでしょう?
「そ、そうだよね。あまりホラーとか好きそうじゃないよね?」
「か、柏木君は、こういう映画はどう?」
と言って、画面を見ると、そこでは、裸の男女の濃厚なベッドシーンのカット。
ち、ちがう、ちがうのよ!!!
私もまた、画面を見ずに言ってしまっていた。
どうやら、大人のラブサスペンスというジャンルの映画だったようだ。
「え、あ、ああ、こういうの?き、嫌いじゃないよ?あおいちゃんも?」
「わ、たしも、嫌いじゃないです・・・」
ぎこちなさ過ぎる・・・。
映画の上映が始まる。
ストーリーは天才数学者と幼馴染の女性とのサスペンス+ラブストーリーのようだ。
数学者はその頭脳故に国の情報機関にスカウトされる。それをなんとか阻止しようと幼馴染の女性は奮闘するが、ついに遠く離れた国に連れて行かれてしまう。
そこで、数学者は頭脳を駆使して閉ざされた政府機関から脱出し、その女性のもとに行こうとするーという感じだ。
謎解きなんかもあり、結構面白い。
私も委員長もいつしか、じっと見入ってしまった。
場面は数学者が政府機関のコンピューターに侵入するために、パスワードを聞き出すための策略を進めているところ、後一歩というところで政府幹部に気づかれてしまう。
ああ、どうなるの!?
そのとき、ふわっと私の左手に誰かが手を乗せてくる感じがした。
え?委員長?
そう思って、左隣をみるが、委員長の手は膝にあるまま。
自分の手には誰も触れていない。
なのに、明確に誰かが手を握っている感じがする。
?なにこれ?
訝しく思っていると、握られた手が持ち上げられ、委員長の手に近づけようとする力が働く。
え?え?どういうこと?