この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
官能能力者 あおい
第17章 ダブル♡デート 映画編
予告番組が始まる。スクリーンを流れる様々な映画の予告編。
「わ!これ今度見てみたーい!」
「お、じゃあまた来ようか」
などと盛り上がる明日香とバスケ君。

「あ、あおいちゃんは、こういうの好き?」
かろうじて委員長がぎこちなく聞いてきたのは、和製ホラーの予告編。
「いやあ・・・怖いのはちょっと・・・」
私が答えると、委員長はハッと画面を見て、明らかに失敗した〜という顔。
いや、委員長、あなた絶対画面見ないで言ったでしょう?
「そ、そうだよね。あまりホラーとか好きそうじゃないよね?」

「か、柏木君は、こういう映画はどう?」
と言って、画面を見ると、そこでは、裸の男女の濃厚なベッドシーンのカット。
ち、ちがう、ちがうのよ!!!
私もまた、画面を見ずに言ってしまっていた。
どうやら、大人のラブサスペンスというジャンルの映画だったようだ。
「え、あ、ああ、こういうの?き、嫌いじゃないよ?あおいちゃんも?」
「わ、たしも、嫌いじゃないです・・・」
ぎこちなさ過ぎる・・・。

映画の上映が始まる。
ストーリーは天才数学者と幼馴染の女性とのサスペンス+ラブストーリーのようだ。
数学者はその頭脳故に国の情報機関にスカウトされる。それをなんとか阻止しようと幼馴染の女性は奮闘するが、ついに遠く離れた国に連れて行かれてしまう。
そこで、数学者は頭脳を駆使して閉ざされた政府機関から脱出し、その女性のもとに行こうとするーという感じだ。
謎解きなんかもあり、結構面白い。
私も委員長もいつしか、じっと見入ってしまった。

場面は数学者が政府機関のコンピューターに侵入するために、パスワードを聞き出すための策略を進めているところ、後一歩というところで政府幹部に気づかれてしまう。

ああ、どうなるの!?

そのとき、ふわっと私の左手に誰かが手を乗せてくる感じがした。
え?委員長?
そう思って、左隣をみるが、委員長の手は膝にあるまま。
自分の手には誰も触れていない。
なのに、明確に誰かが手を握っている感じがする。

?なにこれ?

訝しく思っていると、握られた手が持ち上げられ、委員長の手に近づけようとする力が働く。

え?え?どういうこと?
/313ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ