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月の裏で会いましょう-revised-
第8章 ずっとそばにいて
「こうしてると、一緒に住んでるって感じ」


歯ブラシを口に咥えたまま昴が言った。茶色い瞳が優しく微笑んで見下ろしてくる。私の帰る場所はここにある、そう思った。


抱きしめられて目を閉じると、昴が耳元で囁いた。


「ずっとここにいて?」


昴は、私をあの山荘から引っ張り出すのと引き換えに殴られたのだとわかった。

兄の横暴さにかすかな恐怖を覚えると同時に、木陰に隠れて日の当たらない山荘から引きずり出してくれた昴を、かけがえのない存在だと思えた。

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