この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
月の裏で会いましょう-revised-
第9章 幽霊
「以舞さんと昴さんは、目元がよく似てますね」

名前で呼んでね、と言われたので、私は彼女を「以舞さん」と呼んだ。可憐な雰囲気を漂わせる彼女はどこか少女のようで、名前で呼ぶと近しい女友達のような気分になった。

「そうね。よく言われる。昴はこんな女みたいな顔、嫌いだってよく言ってる」

「それは子供の頃だろ」

昴は微笑んだあと、トイレ、と言って部屋を出て行った。

ふと沈黙が流れ、何を話そうか、と考えながら笑顔を向けた。

次の瞬間。以舞の視線が、凍り付いたようにドアに張り付いた。その怯えるような目に私はただならぬものを感じ、視線の先を追って振り返った。
/339ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ