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月の裏で会いましょう-revised-
第9章 幽霊
「以舞さん、大丈夫?誰も来てないですよ」

以舞の肩が震えている。

「見えないの、そこにいるじゃない、女の子が」

私の陰に身を隠すように肩をすくめ、震える指でドアを指す。その眼はドアの隙間の影をじっと見つめたまま凍り付いたように見開いていた。

背筋に悪寒が走った。以舞の見ているものが、私には見えない。そのことがこんなに恐ろしいものだとは思わなかった。以舞は頭を手で覆い隠すようにしてベッドの上にうずくまってしまった。そこへ昴が戻ってきた。

「母さん?どうしたの」
「女の子が来るって、怖がり始めて」

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