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月の裏で会いましょう-revised-
第9章 幽霊
「咲良さん…今日は会えてうれしかった、また来て欲しいって、以舞さん言ってますよ」

私は胸をなでおろした。


そのまま萌黄の家を出ることにし、昴のバイクの後ろに跨った。

バイクのエンジンの音だけが二人を包む。昴がどんな顔で、どんな思いで今いるのかを思うだけで、胸がちぎれるように痛んだ。後ろから無駄な肉のない昴の腰にぎゅっとしがみついた。いつもは逞しく感じる身体が、なんだか今は頼りない心地がした。

私はこの手を離さない。そう強く思った。
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