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月の裏で会いましょう-revised-
第11章 どこへ
私よりもずっと若くて、やんちゃで、人が好きな男の子。そんなイメージを崩されることも、昴にとっては心地よいものではないはずだ。心中を察すれば、私の方から距離を置いてあげるべきなのかもしれない。
あれこれ考えをめぐらし、ため息をついた。何も知らずじゃれあっていた頃に戻りたいと思った。
翌日の夜。レストラン棟の裏口を施錠していると、突然肩を叩かれた。
飛び上がって振り返ると、昴がいた。いたずらそうな目をして私に微笑みかける。
「昴、どこに行ってたの」
あれこれ考えをめぐらし、ため息をついた。何も知らずじゃれあっていた頃に戻りたいと思った。
翌日の夜。レストラン棟の裏口を施錠していると、突然肩を叩かれた。
飛び上がって振り返ると、昴がいた。いたずらそうな目をして私に微笑みかける。
「昴、どこに行ってたの」