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月の裏で会いましょう-revised-
第2章 初めての夜
「この華奢なカラダで?いいね、気に入った。俺がおごるよ」
さりげなく距離を縮められ、すっと背中を触られ、ぞっと鳥肌が立つ。手練れた感じが、他の女性には受け入れられても、私には薄気味悪さしか覚えなかった。
「大丈夫です。これ、仕事の一環なので経費で落とせるんです」
「ねえ、一人で寂しそうだから声をかけてあげてるんだよ、もうちょっと愛想のいい言い方できないのかな」
気障男はわざと、無知な少女を諭すようなからかい口調で言って、私の顔を覗き込んだ。視界に入り込んだ気障男の目つきは、ねっとりと嫌らしかった。
「スタイルいいだけじゃなくて、顔も可愛いね。目はくりくりだし、唇もぽってりして、俺のタイプなんだけど」
さりげなく距離を縮められ、すっと背中を触られ、ぞっと鳥肌が立つ。手練れた感じが、他の女性には受け入れられても、私には薄気味悪さしか覚えなかった。
「大丈夫です。これ、仕事の一環なので経費で落とせるんです」
「ねえ、一人で寂しそうだから声をかけてあげてるんだよ、もうちょっと愛想のいい言い方できないのかな」
気障男はわざと、無知な少女を諭すようなからかい口調で言って、私の顔を覗き込んだ。視界に入り込んだ気障男の目つきは、ねっとりと嫌らしかった。
「スタイルいいだけじゃなくて、顔も可愛いね。目はくりくりだし、唇もぽってりして、俺のタイプなんだけど」