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月の裏で会いましょう-revised-
第3章 再会(1)
趣味は閑散期にフォレストのテニスコートを借りて仲間とボールを打ち合うだけ。それ以外は私と家でゲームをして過ごしたり、ホームセンターに買い出しに行ったりするだけだ。
貴重な時間とせっかくのイケメンを、無駄遣いしているようにしか見えない。
「世話の焼けるモテないアラサーの妹をひとりにはできないだろ」
本気で困った顔をして陸翔は言った。正直ちょっと、うっとうしい。思わずため息が漏れてしまう。
私は車から飛び降り、レストラン棟のドアを押し開いて中に入った。ユニフォームの白いワイシャツと黒のタイトスカートを身に着け、オペレーションスペースのファウンテンエリアに立った。
貴重な時間とせっかくのイケメンを、無駄遣いしているようにしか見えない。
「世話の焼けるモテないアラサーの妹をひとりにはできないだろ」
本気で困った顔をして陸翔は言った。正直ちょっと、うっとうしい。思わずため息が漏れてしまう。
私は車から飛び降り、レストラン棟のドアを押し開いて中に入った。ユニフォームの白いワイシャツと黒のタイトスカートを身に着け、オペレーションスペースのファウンテンエリアに立った。