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月の裏で会いましょう-revised-
第21章 月の裏側へ(2)
「仕事終わったらまた、一緒に飲もうよ」
昴は言うとおもむろにTシャツを脱いだ。
「俺泳いでくる」
そう言って背中を向けると、闇夜に淡い光を放つナイトプールに飛び込んで、キラキラしたしぶきをあげた。
ラストオーダーの時間を迎え、締めの作業を終えた頃、再び昴が現れた。
髪からはシャンプーの香りが漂い、頬は月の光を受けてつるりとしていた。プールでひとしきり泳いだあと、シャワーを浴びたようだった。
「昨日ののろけの、続きね」
私はため息をついてプールサイドを歩き出した。昴が一歩下がった距離を、歩いてついて来る。
昴は言うとおもむろにTシャツを脱いだ。
「俺泳いでくる」
そう言って背中を向けると、闇夜に淡い光を放つナイトプールに飛び込んで、キラキラしたしぶきをあげた。
ラストオーダーの時間を迎え、締めの作業を終えた頃、再び昴が現れた。
髪からはシャンプーの香りが漂い、頬は月の光を受けてつるりとしていた。プールでひとしきり泳いだあと、シャワーを浴びたようだった。
「昨日ののろけの、続きね」
私はため息をついてプールサイドを歩き出した。昴が一歩下がった距離を、歩いてついて来る。