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月の裏で会いましょう-revised-
第5章 臆病風
昴の素肌の感触を思い出しながら、リビングのソファに体を投げ出し、ひじ掛けに置かれたブランケットを首元まで引いて目を閉じた。まだ昴が触れた跡が生々しい感覚のまま、眠りについてしまおうと思った。夢の中でもまた、昴に会いたいと思った。

戻った私の気配に気づいてしまったのか、兄が二階の自室から降りてきた。

「こんな時間まで…、いい大人が何やってんだよ」
「大人なんだからいいじゃない」

兄が心配していると言うのに、その怒った声を聞きながらつい笑ってしまった。

「心配させておいて、何笑ってるんだよ」
「お兄ちゃん。私、恋に落ちた」
「・・・そうか」

わずかな沈黙の後、陸翔がつぶやいた。突然の報告に戸惑っているのは間違いなかった。
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