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月の裏で会いましょう-revised-
第5章 臆病風
陸翔は飛んできたリモコンを受け止めた。まるで私の怒りそのものを受け止めて、なだめて、もとあった私の胸の奥にまたしまうように、そっとリモコンをテーブルに置きなおした。

「言えないのなら、付き合うべきじゃないよ」

陸翔は静かに言って、リビングの階段を昇って行った。

───自分のすべてをさらけ出すなんて、できない。

私はブランケットにくるまって、ミノムシのようにじっとうずくまった。

陸翔が寝室に戻ったあともそうやってしばらくじっとしていた。
空気がしんと静まり、その場にずっととどまっているような重たい静寂が、私を包んだ。
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