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月の裏で会いましょう-revised-
第5章 臆病風
私はそっとブランケットを剥ぎ取り、パンツとショーツを脱いだ。下半身むき出しの恰好で、ソファに座って両足を開いた。

星空の下で両足を開いて昴に舐められた場所に、指をあてた。つぼみの上に指先を置き、小刻みに動かし、そっとこすり続けると、秘裂の結び目のあたりからじわじわと粘液が滲んだ。

指先を濡らし、つるつると滑らせるように粘膜をさするうち、秘部全体が鬱血してふっくりと膨らんだ。割れ目に潜んでいた花びらが、押し出されるように開く。二枚の花弁の間に中指と薬指を滑り入れると、ぬちゅ、っと音を立てて熱い肉壺に入り込んだ。二本の指で花蕾の裏側に当たる場所を執拗にこすり、甘くゆすった。

吐息が震え出す。闇夜の空気が振動してしまわぬよう、唇を噛んで喘ぎをとどめながら、腰を上下に動かした。

日中モテないとぼやく女の、深夜のいつもの顔だ。

誰にも愛してもらえない体を自分でさすり、こうして快楽を与えてやり、深く眠れるように慰めてやるのだ。
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