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月の裏で会いましょう-revised-
第5章 臆病風
昴に出会えた分だけ、一人でする行為は虚しかった。
さっさと到達して、早く眠りについてしまいたかった。
明日からまた、一人の日々が始まる。
両足をめいっぱい拡げ、到達点まで駆け上がるようにすばやく指を出し入れした。愛液の飛沫を跳ねさせながら、腰をがくがくと震わせて果てた。
あまりにも浅く、渇いた絶頂だった。
翌日の朝。
インザウッドに向かって近づいて来るトラックのエンジン音が聞こえると、私は慌てて厨房のスタッフに発注伝票を預け、逃げ出すようにテラス席に飛び出した。
さっさと到達して、早く眠りについてしまいたかった。
明日からまた、一人の日々が始まる。
両足をめいっぱい拡げ、到達点まで駆け上がるようにすばやく指を出し入れした。愛液の飛沫を跳ねさせながら、腰をがくがくと震わせて果てた。
あまりにも浅く、渇いた絶頂だった。
翌日の朝。
インザウッドに向かって近づいて来るトラックのエンジン音が聞こえると、私は慌てて厨房のスタッフに発注伝票を預け、逃げ出すようにテラス席に飛び出した。