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月の裏で会いましょう-revised-
第5章 臆病風
夜。

仕事を終えて、フロント棟の裏に駐車していたマイカーの軽自動車に乗り込んだ。

なんとなく山荘に戻る気がしなくて、昨日辿った山道を登った。ひとりでがけっぷちの真っ暗な道を進むのは、たまらなく怖かったけど、進んだら最後、Uターンなどできるスペースもなく、昨日たどり着いたあの展望スペースまで登り切るしか道はない。

大きな雨粒が車のルーフを叩き始めた。ガラス窓を流れ落ちる雨水のせいで、視界がゆがむ。ワイパーを最速で動かし、ハイビームを点灯し、狭くて暗いけもの道を慎重に進んだ。ハンドルを握る手に必要以上の力が入り、全身の筋肉が痛くなりそうだった。

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