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第1章 転職

やがって飲み会の誘いもバッティングするようになり、取捨選択しなければならなくなった。さすがの給料でも足りなくなるくらいだ。
二人で誘われるときは、ごちそうしてもらえるが、あまりにも誘われるため自分にとってプラスになるかを選択するようになっていった。
絵里奈は彼氏を作ろうとか結婚相手を探そうということはなく、あくまでもお金の軸で考えることとし、ふたりでの飲みの場合、利害関係がありそうな上司のみと行くことにした。
絵里奈人気はとどまることを知らず、絵里奈も不思議な高揚感に包まれていることを自分で感じていた。
そんな中直属の上司である塩崎係長から誘われたのである。
絵里奈は軽い気持ちで貢がせ女子の立ち振る舞いなどをネットで勉強し塩崎との飲み会に臨んだ。