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♥crack an APPLE♥
第1章 Welcome to CRUSH!
「おい、もう一回言ってみろよ……俺を、どうするって?」

「……っ、あな、た……を……ひゃぁん……め、……ぁんっ……」

「ハッ……おいおい、エクソシスト……おまえ、今どんな顔してるか教えてやろうか?」

「――ひっ……!!」



秋埜が指の動きを早める。

もう音ははっきりと聞こえるまでに、ソコはびちゃびちゃに濡れきっていた。



自分ではない生き物が体を這いずり回る感覚。

熱く、熱く、強烈な快楽が全身を襲う。



「あっあっあっあっ」

「なあ……自覚してる? そんなんでよく、俺を滅するとか言えたもんだ」

「アッ、あぁっ!! だめっ、へん、やだ、やめて、あぁあっ!!」

「――すっげぇイヤラシい顔してるぜ? おまえ」

「あっ……ああぁああぁっ――!!」



ビクン。

体が大きく跳ねた。



自分が今どうなっているのかもわからず、ぽろぽろと涙を流しながら、巴月は体を支配する何かに身を任せる。

ビクビクとしつこく痙攣を続ける自分の体が怖くて、それでも何もできなくて、巴月はただ秋埜に抱かれていることしかできなかった。



秋埜は巴月の愛液でびっちょりと濡れた指を巴月に見せつけ、笑う。



「ヴァンパイアに噛まれるとさ、すっごく気持ちよくなれるんだって。……でも、ここまで乱れたやつ初めてみたよ」

「……、」

「おまえ、すっげぇ淫乱だな……エクソシスト様?」



クッと吐き出すように笑うと秋埜はその指についた愛液を舐めとった。

巴月はただそれを、見つめることしかできない。

落ち着いてきたものの、くたりと動かない巴月に秋埜は微笑みかける。



「ああ……いいオモチャみつけた」



秋埜はもう一度巴月に口付ける。



日が落ちる。

あたりは闇に包まれ始める。

夜の訪れと共に――秋埜と巴月は姿を消した。





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