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♥crack an APPLE♥
第6章 さあさあご覧になって
「い、たい……! おねがい、やめて……!」
いくら指で慣らされていたとはいっても、その太いものがすんなりと入るわけはなかった。
巴月は泣き叫んで、必死に女にやめるように訴えた。
しかし、女はそんな巴月の叫びさえも愉しんでいるのか、やめる気配はない。
無理矢理それを押し込まれ、激痛に巴月は気を失ってしまいそうだった。
「失礼」
そのとき、秋埜が巴月と女の間に割って入る。
邪魔をされたと感じた女は不満気に秋埜を見つめた。
「いま、いいところなのよ」
「ええ、そのまま続けてください」
秋埜は女に微笑みかける。
そして、巴月に向き直った。
その瞳を微かに細め、するりと手を巴月の手のひらに重ねる。
指を絡められ、巴月は痛みを逃がすように秋埜の手をぎゅっと掴んだ。
「力抜け」
あ、小さく吐息が漏れる。
秋埜は戸惑う巴月の唇に、キスを落としてきた。