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♥crack an APPLE♥
第4章 マイスイートハニー
「グッドモーニング巴月! なんていっても夜だけどな!」
「……あきの」
目を覚ますとそこは、さっきまでとは違う場所。
広い部屋に大きな赤いクロスの敷かれたテーブルがあって、その上には瑞々しい果物などがいっぱい乗っている。
……食事をするところ?
「巴月。お腹空いていない? 朝からなんも食ってねーだろ?」
「……べつに」
「えー? だめだろちゃんと食わねえと」
「……どうやって」
食べろ。
秋埜はそう言う。
しかし。
そんなことできる状況には思えなかった。
巴月は動けなかった。
巴月はその赤いクロスの上に寝かされていた。
手足をテーブルに鎖で縛り付けられて。
脚は長さに余裕のある鎖で拘束されているため動かせないこともないが、腕は短い鎖でぎっちりと固定されている。
そして、服は一切着せられていなかった。
つまるところ、裸だったのだ。
「そんな目でみるなよ。まあまあ。ゆっくり食事でもしましょうね、お嬢さん」
行儀の悪いことに秋埜はテーブルの上に脚を組んで座り、横たわる巴月を見下ろした。
そして置いてあったワイングラスを手に持って、ゆっくりとそこに入っていた液体を口に含んでいく。
目を細めふっと笑うと、指で巴月の唇をノックするようにトントンと軽く叩いた。
ぱちくりと巴月が目を瞬かせれば、秋埜が唇にキスを落としてくる。
「開けろ」。
そういう意味だったらしい。
秋埜が口移しでその液体を巴月に飲ませてきた。
こぼして首がその液体で濡れるのも嫌だった巴月は、仕方なくそれを受け入れる。
「……あきの」
目を覚ますとそこは、さっきまでとは違う場所。
広い部屋に大きな赤いクロスの敷かれたテーブルがあって、その上には瑞々しい果物などがいっぱい乗っている。
……食事をするところ?
「巴月。お腹空いていない? 朝からなんも食ってねーだろ?」
「……べつに」
「えー? だめだろちゃんと食わねえと」
「……どうやって」
食べろ。
秋埜はそう言う。
しかし。
そんなことできる状況には思えなかった。
巴月は動けなかった。
巴月はその赤いクロスの上に寝かされていた。
手足をテーブルに鎖で縛り付けられて。
脚は長さに余裕のある鎖で拘束されているため動かせないこともないが、腕は短い鎖でぎっちりと固定されている。
そして、服は一切着せられていなかった。
つまるところ、裸だったのだ。
「そんな目でみるなよ。まあまあ。ゆっくり食事でもしましょうね、お嬢さん」
行儀の悪いことに秋埜はテーブルの上に脚を組んで座り、横たわる巴月を見下ろした。
そして置いてあったワイングラスを手に持って、ゆっくりとそこに入っていた液体を口に含んでいく。
目を細めふっと笑うと、指で巴月の唇をノックするようにトントンと軽く叩いた。
ぱちくりと巴月が目を瞬かせれば、秋埜が唇にキスを落としてくる。
「開けろ」。
そういう意味だったらしい。
秋埜が口移しでその液体を巴月に飲ませてきた。
こぼして首がその液体で濡れるのも嫌だった巴月は、仕方なくそれを受け入れる。