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♥crack an APPLE♥
第6章 さあさあご覧になって

「いや、や、あぁぁ……」



こぼれ落ちる涙。

抗えない快楽。

助けてと秋埜に視線で伝えても、ただ彼は傍観するばかり。



「柔らかくなってきたわ」



女は再びバイブレータを取り出した。

スイッチを入れればそれは怪しく蠢き始める。

ゆっくりとそれを入口に近づけられれば、巴月は恐怖に身じろいだ。

しかし当然のようにそれは無意味で、男のソレに似た先端を、ぐり、と穴に押し付けられる。



「ひゃあぁあっ……」



じゅわ、と広がる甘い渦。

その瞬間に中がぎゅうっと収縮するような気がした。

ぞくぞくと這い上がってくる快楽が、全身に行き渡る。

巴月は歯を食いしばってそれに耐える。

頭の中がじわじわとおかしくなっていくようだった。



「うぅ、あ……」



みち、と嫌な音が聞こえたような気がした。

女がバイブレータを押し込んできたのだった。

肉の壁を押し広げて、それは確かに中に入ってくる。
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