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一夜限りでは終わりたくない
第2章 曖昧な関係
「これは…違うのです…あの…」
言い訳をしても、翔也には全てバレているようだ。
翔也は目を細めて口角を上げた。
「俺を思い浮かべながら、エッチな事していたのだろ?…ここからは見ていてやるから続きをして見せて欲しいな。」
そんなことは恥ずかしくて出来るはずもない。
私は大きく首を振った。
すると翔也はもう一度私の指をねっとりと舐めながら、雄の瞳を私に向けた。
「さぁ…手伝ってやるから…触って見せてよ。」
翔也は自分が舐めた私の指を下着の上から蜜口に押し当てた。
そこの温かく湿った感覚に頭がどうかなりそうだった。
しかし、この恥かしさと、翔也の雄の瞳に、私に中で何かのリミッターが外れる音がしたのだった。
私は言われるがまま、下着の中に指を入れて蜜の溢れるそこをかき混ぜた。
ピチャピチャといやらしい水音が部屋に響いてしまう。
「奈々…もっと俺が触ったようにして感じて見せて。」
翔也が目の前にいるのに、私は固くなった蕾を摘まみ、弾いて見せた。
そして蜜口に指を入れるが、やはり奥まで届かない。
「翔也さん、…奥まで欲しいの…長い指でして欲しい。」
「奈々は本当にいやらしい子だな…」
翔也は自分の指を私の蜜口に突き立てた、そして奥を探るように動かす。
すると欲しかった刺激を与えられた体は弓なりに弾けた。
「今日はここまでだ…後はゆっくり眠れ。」
私が弾けたことを確認すると、翔也は私の頬に触れるだけのキスを落とした。
この日はこのまま部屋を出てしまったのだった。