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第3章 俺と間宮と晴菜と亮

それからしばらく、俺は雄二の言ったことを考えていた。
手を出して・・・？
俺が晴菜に手を出すって言うのか？
キスするのか？
それ以上？

いや～
それは考えられないだろ。
妹だと思って
今まで恋愛感情が一切なかった子に
いきなりキスできるか？

確かに高校２年といったら
セックスしてもおかしくない年齢だけど・・・
その相手が俺って言うのは
まったく考えられない。

それは晴菜だって同じはずだ。
その証拠に、晴菜からモーションをかけられたことは１度もない。

断じて俺が鈍感だなんてことはない！
俺は付き合ってきた女性の数は少なくない。
オンナからのサインはきちんとわかる程度の男だ。

だが、晴菜は俺が知っている高校生より
幼いような気がする。

俺が付き合ってきた女子高生は
当時、俺自身が高校生だったことを差し引いても
もっと色っぽかったし
恋愛に長けていた様に思う。

いろいろな理由をつけているけど
結局セックスまでの関係を求めない晴菜は
幼いんだと思う。