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年上主義
第1章 電車通学①
「ぷっ…あはははは!」
僕の耳に届いたのは罵倒ではなく彼女の豪快な笑い声だった
「へ…?」
力の抜ける声を出しながらチラッと顔を上げるとお腹を押さえながら笑う彼女がいた
「君…順番違うでしょ、名前すら知らないのに」
「あ、僕!天王寺高校1年、内田斗真A型、蠍座です!あの、初めて見た時に運命を感じました!いや、あの違…いや、違うくなくて…その、好きです!結婚を前提に付き合ってください!」
「あはははは!も、ちょ、無理!あはははははは!」