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年上主義
第10章 真似事①
「そ、それはだね…んー……エッチな事してるんだよ!」
意を決して言ったと思われる桜ちゃんの言葉に納得出来ない壮ちゃんはすぐに食ってかかる
「それはわかってるっつーの!」
『先に部屋行っててー』
『うん、わかった!』
僕らは会話をピタっと中断させて壮ちゃんを見る
扉の向こうで聞こえるのは間違いなく壮ちゃんのお兄ちゃんの声だったからだ
「や、やべー…か、隠れろっ!!」
話に夢中になっていた僕らはお兄ちゃんが帰って来てた事に全く気付かなかったのだ