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年上主義
第12章 図書室遊戯②

「それは…その…気の迷いってか…」
「ん、なんでも良いの」
「なんでも良いって……ちょ、話そうぜ?」
伊藤先輩の肩をつかんで正面に向かせ焦りながら言う顔には汗が流れている
きっと、本当に気の迷いで本当はちゃんと伊藤先輩を愛してるのかもしれない
もしも、伊藤先輩が幸せなら
きっと僕はこんな行動には出なかった
もしも、これから伊藤先輩が幸せになれるなら
僕は振られても一向に構わない
それこそが僕の中の『恋』の核だからだ
「…ごめん、島本の事はこれから先も一緒にいたら楽しい人だと思う…けど、楽しいだけじゃダメみたい…」
「ん、なんでも良いの」
「なんでも良いって……ちょ、話そうぜ?」
伊藤先輩の肩をつかんで正面に向かせ焦りながら言う顔には汗が流れている
きっと、本当に気の迷いで本当はちゃんと伊藤先輩を愛してるのかもしれない
もしも、伊藤先輩が幸せなら
きっと僕はこんな行動には出なかった
もしも、これから伊藤先輩が幸せになれるなら
僕は振られても一向に構わない
それこそが僕の中の『恋』の核だからだ
「…ごめん、島本の事はこれから先も一緒にいたら楽しい人だと思う…けど、楽しいだけじゃダメみたい…」

