この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
年上主義
第12章 図書室遊戯②
そんな僕の羞恥心に気付いてくれたのか、すぐに身体は離れる
けど、顔を染める赤はそんなに簡単には引いてくれない
『放課後迎えに来てね?』
そんな僕を解放した直後に伊藤先輩が下した刑…いや、もはや拷問…
昼休み終了のチャイムと同時に階段を下ったらそのまま、この1年は二度と3階には来たくないのに……
僅か何時間後にはこうして階段を上がるはめになるなんて拷問としか言えない
さっきから3年生様方の視線及びこそこそ話しが細かい雨のように僕に向けられる
(…恥ずかしすぎる……た、助けて…)