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第3章 個人授業①

見かねた母が美琴ねぇちゃんに家庭教師をお願いしたのだ
優しいねーちゃんは快く引き受けてくれた初日

「早速、厳しく行くから覚悟してね？」

「うっす」

「那月！返事は『はい』でしょ！お姉ちゃんは今日から先生なんだからね！」

怒鳴る母の声を背にねーちゃんを部屋に連れて行く
全く、ああ言う時の母って皆ああなのだろうか…

「まずは…前回のテスト見せて貰おうかな」

「うっす」

兄貴も相当、頭良かったがねーちゃんも天王寺に受かるんだから相当だ