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年上主義
第3章 個人授業①
小学低学年の頃は、毎日のようにねーちゃんにくっついて遊んで貰ってた
そのうちねーちゃんが中学生になって段々遊ばなくなった

「んー、まずまず!ちゃんと勉強してるみたいだね」

出来の良い兄と比べられないように必死だ
もちろん、ねーちゃんに頭悪いと思われたくなかった

最近は挨拶するくらいでゆっくり顔を見るのも話すのもやたらと久しぶりで懐かしい気持ちになる
だけど一度距離が空いたら話し方、呼び方全てがどう反応したら良いか分からなくなる

「まぁ…そこそこ」

良い加減『美琴ねーちゃん』って呼び方だけはないだろうな
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