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第4章 電車通学②

女性のファッションに詳しくないから余計なのだろうが
羽田さんはまるで雑誌から出てきたみたいな可愛らしさを振り撒きながら明るく話す

茫然と見とれる僕を不思議そうに覗き込む

「どうしたの？私、なんか変？」

（そんなまさかっ！最初に言わないといけない言葉があって！）

心で叫んでも当然、届くはずがない

「お、お、お…」

30分も黙ってたせいと緊張で言葉が出て来ない

「お？」

「おはようございますっ！！」

「ぶっ！！今更！？」